vol.3  2009年11月16日（月） 宮城県立白石女子高等学校  

  鈴木 志織  [生命科学研究科 分子生命科学専攻 遺伝子システム学講座 遺伝子変異制御分野]
  講演タイトル：総合学習「職業人講話」　〜理系大学および大学院進学の話〜

体育館の大型スクリーンを使用して、講演を行いましたが、多くの学生がメモを取り真剣に聞いてくれているのが印象的でした。学生は「大学院」という言葉は知っているが、どんなことを行っているかは分からない、という人がほとんどでした。そこで学部と大学院の違いを自身の体験を元に分かりやすく説明しました。また、白石女子高校では理系学部に進学する学生がほとんどいないため、自身の研究内容を含めて理系について説明しました。

事前に質問事項をいただいていたこともあり、当日はそれほど質問が出ませんでしたが、大学院内部の情報を与えられたのではないか、と感じています。後日、「視野を広げることができたようだった」、「生徒にも教員にも大好評だった」という感想を頂き、とても嬉しく感じております。出張セミナーへの参加は初めてでしたがとても有意義な時間を過ごせたと思います。私自身、女子高校出身ということもあり、雰囲気がとても懐かしく感じました。私が高校生の時に「大学（院）の先生方は、好きなことを楽しそうに研究しているな」と感じたことを思い出し、学生の目に私自身がそう映ってくれているといいな、と思っています。

宮城県立白石女子高等学校の総合学習「職業人講話」の一環として様々な職業に従事している３人の方々と共に将来の選択肢として理系大学および大学院進学を紹介する講話を行いました。参加者は約200名（第1学年　普通科･看護科）。質疑応答を含め30分という講演時間であったが、自身の進路選択や現在の研究内容をからめ、分かりやすい講演になるように心がけました。