vol.4  2010年2月17日（水） 秋田県立大館鳳鳴高等学校  

  中村 江里  [理学研究科 ニュートリノ科学研究センター]
  講演タイトル：すばる望遠鏡で100億年前の宇宙に迫る？

秋田県立大館鳳鳴高等学校の大学模擬講義（毎年開催）での発表。約13の講座を生徒が自由選択する形式で、当日の本講義の参加者は定員を上回る約67名（高校1,2年生）でした。

当日は講義70分、質疑応答10分という構成で話をさせて頂きました。

その中で前半はこれまでの自分の進路選択や、大学生もしくは大学院生としての学生生活に関して、後半は自分の行っている研究の紹介を行いました。

自分の進路選択について発表資料をまとめる際には、人生の岐路に立った時の自分の決断を振り返ることで、自分自身を見つめ直すことが出来ました。また、自分の研究に関する発表資料を作成する際は、天文学という分野を高校生の視点から捉え、その魅力を伝えようとすることで、自分の研究内容の面白さを改めて感じることが出来ました。

当日の発表では生徒が熱心に講義に耳を傾けてくれ、進路選択や、研究内容に関する専門的な質問があり、理系の講義内容にも関わらず、多くの女子生徒に本講義を選択して頂き、講義の中で理系として大学院に進学するという選択肢を彼女らに提示することが出来たと感じました。

＜アンケートより＞

• すごくいい講義でした。またサイエンス・エンジェルに来てほしいです。
• 大学というのは自分が調べたいことについてとことん調べられる場所なんだということがわかりました。
• 宇宙を調べる楽しさがわかった。