◆ 参加者の声 ◆
寺田 眞浩 (理学研究科 化学専攻 教授)
(女性研究者育成支援推進室 世界トップクラス研究リーダー養成プログラム班 班長)
9月29日に理学研究科にて、翌30日は「科学者の卵養成講座」にて2日間にわたり、ピエール&マリー・キュリーご夫妻のお孫さんにあたるエレン・ランジュバン=ジュリオ博士のご講演を拝聴させて頂きました。
29日の講演会では、僭越ながら司会を務めさせて頂いたこともあり、とても身近に接することができ大変貴重な経験をさせて頂きました。ご講演では、キュリーご夫妻の出会いからご両親との生活などを、核物理学へと大きく開花して行く過程と絡めながらお話いただき、大いなる科学史を堪能させて頂きました。
ご講演を通して強く感じたことは、博士の「新しいことを知る」に対する温かく、そして溢れんばかりの情熱でした。研究者の一員として、失ってはならない心と、強く再認識させて頂きました。最後に、「女性研究者を養成するには」との質問に対して、「環境づくり」と「後押し」ときっぱりと述べておられたのがとても印象的でした。
山内 紀子 (工学研究科 SA)
キュリー夫人ファン歴20年の私は、夫人のお孫さんにあたり、ご自身も物理学者であるエレン・ランジュバン=ジョリオ博士のご講演を大変楽しみにしておりました。
ご講演中、そしてその後に開かれた茶話会において、研究(そして人類)に対する博士の情熱的で温かな思いを感じることができました。私たちの質問や写真撮影にも、にこやかに応えてくださり大変感激いたしました。
ランジュバン博士のような素敵な女性がこれからますます増えることを期待し、そして私も、一歩ずつでも近づけるよう精進していきたいと思います。
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