「植物に触れて細胞の中のいろいろな物を見てみよう」 舘田 知佳 生命科学研究科
顕微鏡を用いた植物細胞の観察や、針の無い注射器でタバコの葉に水を注入する実験を行いました。
葉の裏に注射器を当てて水を注入すると、その部分だけ色が変わり濃い緑色になりました。幼い子どもにとっては少しコツの要る実験でしたが、SAや保護者、ボランティアに教えてもらいながら皆上手に出来ました。顕微鏡で覗いたタバコの葉の細胞は、星型でキラキラと光っていて、子どもたちから「すごい!きれい!」と歓声が上がっていました。
「色が変わる水の不思議」 尾崎 加奈子 生命科学研究科
ワイン水溶液にレモン汁やにがりを加える酸・アルカリの実験と、うがい薬を使ったヨウ素反応の実験を行いました。
「黄色い水に、片栗粉を溶いた水や大根汁を加えて色の変化を見てみよう!」その黄色い水の正体は、うがい薬を水で薄めたもので、ヨウ素液の代役です。“ヨウ素デンプン反応”の実験を、家庭にあるような身近なもので行いました。ビーカーから試験管へスポイトで液を移すなど、子どもたちに実験を体験してもらいましたが、皆真剣な面持ちで一生懸命取り組んでくれました。
「カタツムリは地球をすくう!?」 相澤 成代 環境科学研究科
環境問題に関するプレゼンテーションと、省エネルギーに役立つ生物の研究を紹介しました。
地球温暖化について説明をした後、エネルギーの消費や二酸化炭素の排出を抑えて生活する為の研究・工夫に、カタツムリの殻やテントウムシの羽根の構造がヒントになっていることを紹介しました。水をかけただけで汚れが簡単に落ちるタイルの実験や、効率良く広げたり畳んだり出来る“ミウラ折り”の折り紙体験など、子どもたちだけでなく保護者の方も熱心に取り組んで下さいました。
■参加者の方々から頂いたご感想