日時:2007年5月5日(土) 10:30〜12:00
場所:亘理町 悠里館 1階エントランスホール 体験のコーナー
参加SA:
《プレゼンター》事崎由佳・石川仁子・米本みさと
《サポーター》今井由佳・梅田稔子・秋山るみ
主催:亘理町立図書館・亘理町立郷土資料館

6名のサイエンス・エンジェルが、子供たちに科学のすばらしさ・楽しさをわかりやすく伝えました。

「まちがわずにできるかな?」 事崎 由佳 情報科学研究科認知心理情報学分野
-認知能力の不思議を、パソコンを使って体験してもらいました -


 色の名前が、その色名とはまったく違う色で表示されていたら、間違わずに素早く答えることができますか?― など、ゲームのような親しみやすい方法で“認知能力の不思議”を紹介しました。
 長蛇の列ができるほどの人気で、「間違えたー!」などと、子供たちだけでなく大人からも楽しそうな歓声があがっていました。
(途中、パソコンにトラブルが発生してしまい、来場者の方々にご迷惑をおかけ致しました。お詫び申し上げます。)

「ミニミニ化石を見てみよう」 石川 仁子 理学研究科地学専攻
-顕微鏡を使って動物プランクトンの化石を紹介しました-


  顕微鏡を使わないと観察できないほどの小さな化石 “ミニミニ化石(微化石)”を紹介しました。ミニミニ化石の正体は、動植物プランクトンの化石。プランクトンが化石になるまでの過程や採取の仕方、化石からどんなことが分かるのかなどを、分かりやすく説明しました。
  案内係による「化石」という言葉をきいて、子供たちが一番に向かったコーナーで、終始、顕微鏡を覗いてみたい子供たちであふれていました。

「くすりの正体とその効き目」 米本 みさと 薬学研究科分子変換科学分野
-薬について紹介し、なぜ薬が効果を発揮するのかを説明しました-


 薬は、バイキンをやっつけたり痛みや熱を抑えたりして健康な状態に戻るのを手助けしてくれます― はじめに薬の役目について説明し、分子模型や紙芝居風の図を使って、解熱鎮痛剤が効果を発揮するしくみまで分かりやすく説明しました。
  分子模型に見入る子供たち、紙芝居風の説明にじっと聞き入る子供たちの姿が印象的でした。また、テーマが“薬”という身近なものだったということもあり、熱心に質問する大人の姿も多く見られました。


会場の案内係を担当してくれたのは、亘理町のジュニアリーダーの女の子たち。大変お世話になりました!

天気にも恵まれ、大勢の親子連れや子供たちで賑わいました。(来場者数150名以上)

会場となった悠里館。亘理駅に隣接したお城のような建物で、地元の子供たちにとって馴染みの施設のようです。

  ■来場者の方々から頂いたご感想

    ―小学生(低学年)―
  • とても面白かったのでまた参加したい。
  • 「まちがわずにできるかな」は、青と書いてあるけれど赤だったりして答えるのが遅れたりした。
    ―小学生(高学年)―
  • とても良い経験になったと思うので来年もやってもらいたい。
  • 海の中の普通では見られないものが見れて良かった。
    ―中学生―
  • 学年ごとにランクを変えたらどうかと思った。
    ―高校生(ジュニアリーダー)―
  • 薬のことについて今まで以上にすごく分かった。楽しかったのでもっと話を聞きたかった。
  • 亘理まで来てもらえて嬉しかった。いつもバスで見ている東北大にますます憧れた。
  • 理科は好きだったが、このようなことを詳しく知ることができて良かった。とても楽しかった。
    ―大人―
  • 女性の方に説明してもらい、理科や科学のとっつきにくさを軽減してもらった。このような活動を今後も続けて欲しい。
  • 科学館などに頻繁に行けない環境にあるので、非常にありがたい企画であった。
  • とても良い取り組みだと思う。今の子供たちは理科嫌いと言われているが決してそうとは思わない。
  • 皆不思議だなと思ったことを知りたい・分かりたいという気持ちを持っている。このような取り組みを沢山増やして欲しい。

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