SA企画 部局交流会@薬学研究科
日時:2009年1月31日(土)13:30〜15:30
場所:青葉山キャンパス薬学部C棟1階講義室
企画:原 梓、秋山るみ、中島瑠美、上野沙奈恵、川口麻衣子、境田裕美、中下愛実、那須由衣子
ポスター作成:那須由衣子[ポスター

<プログラム>
■講演会/丹羽郁子さん、露木幸星さん
■ショートディスカッション
■茶話会


 その日は今年一番の大雪。寒冷前線をも呼び込んだ薬学研究科初の部局交流会―【10年後の君たちへ】。この交流会を通じて、【10年後の自分の姿】をイメージしてほしい…。そこで現役の薬剤師と研究者のお二人をお招きし、第一部ではそれぞれの「仕事の魅力」を、第二部では「仕事と家庭を両立するための秘訣」について、女性・男性両方の立場からお話していただきました。

参加者:31名  
内訳:SA11名、学生13名、教職員5名、当事業スタッフ2名 (女性21名、男性10名)

先輩からのメッセージ〜薬学生の進路選択〜1

たちばな薬局 薬剤師 (元・医療法人社団青葉会牧野記念病院 薬剤師)
平成13年本学大学院薬学研究科修士課程 修了 丹羽郁子 さん

 「どんなに良い薬があっても適正に使用されなければ意味はない。」この考えから丹羽さんは薬剤師としてのキャリアを選択しました。臨床の現場ではたらく薬剤師としてのやりがい、課題などについてエピソードを交えてお話くださいました。また、母親になってからの仕事の続け方、母親になったからこそ出来る接遇のお話は、学生が具体的に将来を考えるための手がかりになったのではないでしょうか。



先輩からのメッセージ〜薬学生の進路選択〜2

久光製薬株式会社 研究職 (元・同社 国際事業部)
平成13年本学大学院薬学研究科修士課程 修了 露木幸星 さん

 「創薬研究を通じてより多くの人を健康にしたい。」露木さんは、大学入学時から抱いていた思いを胸に製薬企業に就職しました。予想外の配属とそこでの奮起、念願の研究職についたよろこび、研究のおもしろさ、企業人としての葛藤など、ときに笑いを交えながらお話くださいました。「何事も無駄な経験にはならない。」この言葉はどのような進路を選択する学生にも共通するメッセージです。



ショートディスカッション
   夫婦がともに仕事を続けるには〜はたらく男性、はたらく女性〜

 お二人はそれぞれ、パートナーと共働きの生活を送っていらっしゃいます。第一部のキャリアチャートにライフチャートを組み合わせ、現在に至るまでのワーク・ライフバランスについてお話していただきました。また、家事は分担しているのか?子育てはどうしているのか?共働きを続けるために大切なことは?という学生の質問に対し、丁寧に、ありのままを答えてくださいました。お二人の考え方には、共通して「相手を思いやる気持ち」が感じられました。



茶話会

 学生達から講演者の方々へ、仕事に関する質問や学生時代のお話などを積極的に伺う姿が見られました。また学生同士の交流、学生とSAの交流も深めることが出来ました。「来てよかった」との声が聞けて、企画担当SAも大喜びでした。皆さん、長い時間どうもありがとうございました!






■企画メンバーの感想
  • 交流会当日の朝までは「参加者が多かったら成功」と思っていたのですが、講師のお話を聞き、茶話会で学部生と話をしているうちに「企画の成功に参加人数は関係ない」と気づきました。
  • この企画を通して、自分一人じゃ何も出来ないんだなーってこと、いろんな人に助けられているんだなーってことを実感しました。感謝の気持ちを忘れちゃいけないなと、思いました。
  • 今回の経験で多くのことを学びました。このことは研究室でも、もし来年度があるならSAでも、自分の今後の課題としていきたいと思います。
  • 製薬企業、病院薬剤師、薬局薬剤師の仕事の話、また、そういう多くの進路があるからこそ迷う私たちへの指南、そしてずっと聴きたかった男女での、家庭生活に関するディスカッション、本当に薬学生全員に聴かせたいくらい★大満足です。
  • 天候には恵まれなかったけど、来てくださった方には感謝しています。出席してくださった方は、将来について考えるきっかけが持てたのではないかと思います。
  • 想像以上の素敵なロールモデルにお会いできて本当に良かったです☆


■参加者の感想
  • 普段だときけないお話をたくさんきけてよかったです。
  • 研究職の説明をしてくれる人が女性だともっと参考になった。
  • とても楽しかったです。私も幸せな家庭を築きます。
  • 自分の将来を考えるうえで参考になった。
  • とてもすばらしい企画です。講師の方々がとてもお仕事を大切になされているのがよくわかり、興味深く拝聴しました。今後とも続けていただければと思います。

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