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SAの母校出張セミナー
vol.9 平成19年9月27日(木) 京都教育大学付属高等学校(京都府)
秋山 るみ  薬学研究科 医療薬科学専攻 分子細胞生化学分野
講演タイトル: 脂が薬のターゲットになる!?
 私の研究室では、新しい薬のターゲットとして、体内の至る所に存在する脂質の一つに着目して、研究を進めています。一つの脂質が様々な病態において重要な役割を担っている事、新しい薬を見つけるためのアプローチの仕方について質問を投げかけながら説明しました。また、高校生が今興味を持っているであろう、大学生活についても自分の進路選択の経験を交えて紹介しました。生徒達からは、リアルな大学生活、研究生活を知る事ができてよかったという感想が寄せられました。
柿崎 真沙子  医学系研究科 障害科学専攻 行動医学分野 / 公衆衛生学分野
講演タイトル: ちょうどよい睡眠時間って?〜
 なぜ農学部から医学系研究科に進んだのか、高校時代の進路選択の動機から大学入学後の授業、卒業研究の内容も交えながら説明しました。事前アンケートで多く寄せられた「大学生活を知りたい」というリクエストに応え、学部時代のタイムスケジュールなども紹介しました。研究内容の紹介では、普段私たちがあまり気にしていない“睡眠時間”について、データを解析してみると死亡リスクやがん罹患リスクと関連しているということを、実際に解析したデータを見せながら簡単に説明しました。
 今回のセミナーは、高校2年生を対象とした進路学習の一貫として行いました。最初に、全体(188名)を対象に、当推進室の布柴先生が「大学・大学院というところ」と題した講演を行いました。実体験をふんだんに盛り込んだ内容に笑いが起きる場面もあり、生徒達は終始真剣なまなざしで講演に聞き入っていました。その後、理系3教室・文系3教室の分科会形式で各20分の講演を行いました。理系選択者は104名でした。「大学に行くイメージがわいた」「大学に入ってからでも進路変更ができることがわかった」などの感想を頂きました。


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