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SAの母校出張セミナー
vol.12 平成19年10月31日(水) 宮城県仙台向山高等学校(宮城県)
城所 比奈子  生命科学研究科 器官形成分野
講演タイトル: 研究って面白い!〜左右の不思議に魅せられて〜
 前半は、大学・大学院の生活、卒業後の進路、大学院で学ぶことの意義、研究の進め方などを紹介し、後半は、専攻分野である発生学(形態形成学)及び研究内容について紹介しました。
 「指はなぜ5本?」「心臓はどうして左によっている?」身近すぎて見過ごしてしまうかもしれませんが、適切な『形』を作る機構が生物には備わっています―そう切り出して、例を挙げながら発生期に生き物の形がつくられる不思議を紹介しました。“足りないものを補うことでわき腹や背中から手を生やすことが出来る。また、このような実験から形作りの機構や進化についても推察することができる。”と説明し、実際に背中から手の生えたニワトリの写真を見せると、会場から歓声があがりました。
 今回のセミナーは、向山高校の総合的学習行事“向陵セミナー”の講義のひとつとして、1、2年生を対象に行いました。ピアニストや公務員、大学教授など各界で活躍する講師たちの講義が同時に行われ、城所さんの講義には、約30名が集まって下さいました。セミナーを終えた城所さんの感想--セミナーでは、普段感じていることを素直にお話しましたが「生物より研究に興味を持った」「自分も研究をやってみたい」という感想が多く聞かれ、何かを感じ取ってもらえたのではないかと嬉しく思いました--


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