私たちが物を見て判断する時や物を覚える時に、脳の中では一体どこがどのように働いているのかを、実験で使っている数種類のテストを体験してもらいながら説明しました。制限時間内に多くの数列の中から特定の数字を見つけ出したり、スクリーンに出された数字を暗記して、数分経ってからその数字を答えてもらうなどの実験を、個人・グループで体験してもらいました。
　また、小学生の時から現在に至るまでをライフステージ毎に紹介し、その時になりたかった職業や考えていたことを話しました。中学生の頃から臨床心理士を目指していたのに、大学院に進む時になぜ、今まで思い続けていた道ではなく、基礎心理学の道を歩み始めたのかなどをイラストやグラフに表して分かりやすく伝えました。