日時:2008年12月20日(土) 10:00〜12:00
主催及び会場:
仙台市富沢市民センター[
ポスター]
参加者:約20名
2名のSAによる体験型の科学イベントを行いました。
(カールツァイスマイクロイメージング株式会社の八木慎二様にご協力いただきました。)
蛍光タンパク質、地球温暖化。どこかで聞いたことのあるフレーズが、実際なんなのか、どういうものなのかを体験してもらうイベントになりました。実際に顕微鏡をのぞいて、細胞の中で蛍光がどう光っているのか?子ども達ひとりひとりが体験しました。
この様子は『
富沢市民センターホームページ』にも掲載していただきました。
「タマネギが案内する細胞見学ツアー☆」 舘田 知佳 生命科学研究科
食材としてなじみの深いたまねぎを材料に、細胞について知るコーナーを設けました。畑で育っているタマネギの全体像から出発して、最後はタマネギ細胞内でのオルガネラまで辿り着きました。さらには、地球温暖化が進行したら、作物はどうなるのか?地図を使って、クイズに挑戦する部分もありました。
「タマネギが案内する細胞見学ツアー☆」 中山 真由美 生命科学研究科
ノーベル化学賞を受賞された下村脩博士の緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見とあわせ、“光るいきもの”を紹介しながら生物の光る仕組みについてお話ししました。“光るいきもの”だけでなく、身近なところにも不思議なことはたくさんありますが、それに気がつき、注目する機会は少ないと思います。今回のイベントを通して、不思議なことに少しでも興味を持ってもらえていれば嬉しいです。
ホタルとオワンクラゲの光る仕組みの違い、オワンクラゲの蛍光タンパク質がガンなどの病気の最先端の研究に使われていることなど、ノーベル化学賞で有名になった蛍光タンパク質を中心にお話ししました。
「タマネギは、生きているとき、どんな姿をしているんだろう?」と質問すると、的確な答えが返ってきました。彼らのように農作物に触れる機会のある子どもが、もっと多くなるといいなと感じました。
「タマネギの細胞を観てみよう!」
子どもたちの目の前でタマネギの細胞をスライドグラスに貼付け、標本を作製しました。ピンセットでタマネギの皮を薄く剥がすと、「わぁ!」という声があがり、いつも見ているタマネギとは違うものに見えたようでした。