世界トップクラス研究リーダー養成セミナー 講演会 「快適性の追求 −企業研究者として−」 |
日時 | 2010年2月12日(金) 10:00〜11:30 このイベントは終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました。 |
場所 | 青葉記念会館7階 中研修室(702)(青葉山キャンパス東北大学工学研究科内) |
主催 | 女性研究者育成支援推進室 |
講演者 |
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石丸 園子 氏
(東洋紡績株式会社 コーポレート研究所 快適性工学センター)
〔略歴〕
1987年 奈良女子大学家政学部卒業後、東洋紡績株式会社に入社。
総合研究所繊維研究所、先端材料研究所、分析センターを経て、現在、コーポレート研究所快適工学センター部長。
衣服、寝具などの繊維製品から、日常生活用品や自動車用途まで、快適性に優れる商品を開発するために、評価する立場から快適性を追求。
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内容 |
男女雇用機会均等法が施工され、4大卒の女性が「総合職」として企業に採用された1期生。大学では、衣服素材の違いが体温調節にどのような影響を与えるかを研究。企業では、快適性向上のため、衣服の汗処理のあり方を研究。大学と企業の研究の違いを踏まえて、企業研究者として必要なこととは何なのか?男性社会の企業の中で女性が生き抜くポイントは何なのか?自分の経験を振り返ってお話しさせていただきます。
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当日の様子 |
◆ 参加者の声 ◆
<質疑応答より>
- 女性を優遇しているという逆差別の意識が周囲にありますか⇒自分の周りでは男女平等に話している雰囲気がある。また、女性の管理職ということで期待感が大きいように感じられ、周囲のサポートも感じることがあり、やりがいがある。
- 人事ではどのような評価が行われているか、また、試験などがおこなわれているか。⇒社員には点数が与えられ、点数の積み重ねによって試験(面接)を受け、上級職へ上がるが、給与はそのままで役職が上下することもある。
<アンケートより>
- 企業の女性研究者の話を聞く機会が今までなかったので、すごく刺激になりました。自分が企業で働くイメージがつきました。
- 普段聞く機会の少ない商品開発の話を伺うことができてよかった。また、実生活に基づいた意見や、経験等をお話くださり、企業の様子が分かり、大変参考になりました。
- 大学等の女性研究者支援策は1980年代の先進的企業の後追いのように感じた。時代背景が異なる中での効果の違いをどう将来評価することになるのか考えさせられた。
◆ 参加人数 ◆
17名(講演者1名、推進室員6名も含む)
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ポスター | [ポスター(597KB)] |
お問い合わせ | 東北大学女性研究者育成支援推進室 担当:橋爪 内線:(青葉山92-)5877 |