取り組みの概要
 1.世界トップクラス
   研究リーダー養成プログラム
 2.新ネットワーク創生プログラム
 3.研究スタイル確立支援プログラム

 

 1.育児・介護支援プログラム
 2.環境整備プログラム
 3.次世代支援プログラム

東北大学はこれまでの男女共同参画の推進施策の充実に加え、平成18年度から女性研究者の支援のため「女性研究者育成支援推進室」を設置し、平成20年度までの3年間文部科学省の委託事業として「杜の都女性科学者ハードリング支援事業」を実施してまいりました。

今年度からは この成果を踏まえ、大学独自事業としてのハードリング支援事業を継続するとともに、あらたに文部科学省の補助事業(科学技術振興調整費)として「杜の都女性科学者ジャンプアップ事業for 2013」を実施いたします。このジャンプアップ事業は5年間の事業であり、最終年度となる2013年は、まさに東北大学が女子学生の入学を初めて許可した1913年から数えて100年目となります。1913年以来の精神を受け継ぎつつ、次の100年へとジャンプアップしていくことを可能とするような事業、そのような事業にふさわしいものを目指します。

 

 

杜の都 女性研究者ジャンプアップ事業 [詳細

 

 1. 世界トップクラス研究リーダー養成プログラム
  1.  複数メンター制の確立
    沢柳フェロー(全学女性教授(38名)のうち、人物ならびに学識においてロールモデルにふさわしいと総長が任命したメンター)と 部局メンターによる複数メンター制を確立します。
  2.  シンポジウムの開催
  3.  各種セミナーの開催
    異分野融合力アップセミナー、組織・研究マネジメント力アップセミナー、研究実務能力アップセミナーなどの各種セミナーを開催し、女性研究者の各種能力のアップを図ります。
 2. 新ネットワーク創生プログラム

情報共有および研究発信用WEBネットワークシステムの構築を行い、延いては女性研究者が研究を先導できる研究体制を確立します。

 3. 研究スタイル確立支援プログラム

セミナーやワークショップを開催し、多様な研究スタイルを提案することにより、女性研究者の希望の研究スタイルと実際の研究スタイルの不一致の解消を図ります。同時に多様な研究スタイルがあることを考慮した研究プロジェクトをマネジメントする能力が身に付くことを目指します。

 

 

杜の都 女性研究者ハードリング支援事業 [詳細

 

平成18年度から始まった文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル事業」に、東北大学の申請した「杜の都女性科学者ハードリング支援事業」が採択されました。この事業では、女性科学者のキャリアパスにおいて障害となる様々なハードルを乗り越えるために、地域との連携をはかりつつ、以下の3つを柱とするプログラムを全学的に展開します。

 

 1. 育児・介護支援プログラム
  1.  支援要員制度
  2.  ベビーシッター利用料補助
 2. 環境整備プログラム
  1.  病後児保育施設への補助
 3. 次世代支援プログラム
  1.  サイエンス・エンジェル制度(身近なロールモデル)
  •  母校への出張セミナー
  •  市民への科学コミュニケーション

支援イメージ図

女性科学者育成の妨げとなっているハードル(障害)とは・・・

  1.  出産・育児・介護などで長期間に渡って研究現場を離れてしまうことは難しく、休業後の復帰も困難。(自然科学系の研究は長時間に及ぶ中断の出来ない実験が多い)
  2.  設備面において女性が研究活動を行いやすい環境が整っていない。
  3.  女性が科学技術分野に進む上での参考となる身近な事例(ロールモデル)が乏しく、女性が研究者等をめざす上で将来像が描きにくい。(進路選択の障害)

[平成20年度活動報告書(PDF)]
[平成19年度活動報告書(PDF)]
[平成18年度活動報告書(PDF)]

[活動内容概要(PDF)]
[平成19年度版 ポスター (PDF サイズ 2.94MB)※学内アクセス限定] 作成者:SA梅田稔子
[平成18年度版 ポスター (PDF サイズ 4MB)※学内アクセス限定] 作成者:SA瀬戸文美
ご使用いただく場合には、お名前と所属、ポスターの用途等をお知らせください。

お問い合わせ : 女性研究者育成支援推進室 メールアドレス画像