Homeイベント>SAの母校出張セミナー
SAの母校出張セミナー
vol.19 平成20年10月6日(月) 宮城県仙台第二高等学校(宮城県)
今井 由佳  農学研究科 応用生命科学専攻
講演タイトル: 美味しく安全な牛丼を食べるための科学
 牛丼に欠かせない食材、牛肉。この牛肉を美味しいものにするため、ウシ骨格筋に電気刺激を与えた研究の話。また、健康ビーフとして開発中の筋肉モリモリ・ダブルマッスル牛の話。そして食の安全性が騒がれるきっかけとなった、BSEについての研究の話。これらをオムニバス形式で紹介しました。自分たちのすぐ身近なものに、実はサイエンスと多くの研究が活かされている、ということを感じ取ってもらえたのではないかと思います。
曽根 美紀子  工学研究科 バイオロボティクス専攻
講演タイトル: 人を支え・助ける機械〜医療を通じて
 機械によって医師の診断を支え、患者を助けることができる―私が工学部を志望したきっかけと、現在の研究の位置付けを確認しながら、医療に関わる仕事には様々なものがあることを紹介しました。また、そうした研究の一例として触覚センサの開発を紹介しました。患者の負担を減らすことができる、内視鏡を用いた手術が安全に行われるために重要な触覚情報を得るための工夫。普段の研究の一部分を垣間見てもらえたと思います。






 今回のセミナーは理系の2年生を中心に、希望者18名に対して実施しました。先生方にも、5名ほどご参加いただきました。それぞれの研究紹介のあと、パネルディスカッション形式で高校、大学、現在に至るまでの生活や、大学院生の就職に関して情報提供を行いました。生徒たちにとって少し年上である大学院生の、人生の先輩としての一例を感じ取ってもらえたのではないかと思います。生徒たちからは「大学生活が楽しみになった」、「早く研究をしてみたいと思った」、「理系の就職について具体的に知ることができ安心した」などの感想を頂きました。セミナー後も積極的に質問が寄せられ、私たちSAにとっても充実した時間となりました。


<母校出張セミナーの一覧に戻る>