杜の都 女性研究者ハードリング支援事業

オープンキャンパス for 女子高生 by サイエンス・エンジェル2013

・開催日 2013年7月30日(火) 時間:12:00~13:30
※オープンキャンパス1日目
・会場 東北大学理学部キャンパス 理学研究科合同A棟 第3共通講義室(205号室)
※地図上H-02の建物です。
・内容 イベントの詳細はこちら

講演・会場の様子
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グループトーク・集合写真
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この企画は今年で8回目の実施となりました。理系進学を志す女子高校生の進路選択の一助として前半に2つの「講演」、後半に「グループトーク」を行いました。
前半では、松田詩穂さんより、「再生可能エネルギー ~バイオマスが担う未来のエネルギー」というタイトルで講演が行われ、引き続き、曽根美佳子さんより、「花のめしべは花粉を選んでいる?!~子孫を増やすための手段~」というタイトルで講演が行われました。
後半は、出身学部の区分で5つのグループに分かれ(理学、医学、薬学、工学、農学)、グループトークを行いました。今年度は担当SAも多かったことから1対1で話している姿が多く見られ、受験勉強のアドバイス、学生生活について、学部の違いなど様々なテーマが飛び交いました。参加した女子高校生は、昨年同様、県外からの参加者が8割あり、全国から参加している様子がうかがえました。

参加した女子高生の感想

  • 今どんなことをしているかとか、高校のときどんなきっかけや理由があって理系に進んだかなど、たくさんのことを聞けて、とても参考になりました。
  • 理系に進むことに不安を感じていましたが、サイエンス・エンジェルの方とお話しでき、大学の楽しそうな研究の様子などを聞いて不安が解消されました。苦手意識の克服や研究テーマなどについても教えて頂き、今後の参考になりました。
  • 学部の雰囲気や生活など、知りたい情報が詰まっていました。

担当したサイエンス・エンジェルの感想

  • 高校生の「質問に答える」だけでなく、「会話する」ことができて良かったと思います。双方向のコミュニケーションをとれたことで、理系女子大学院生をより身近に感じてもらえたと考えるためです。また、化学は化学でも理学部と農学部と工学部と薬学部、どこに行ったらいいか迷っている、という声がありました。昨年度までは「いろんな選択肢がある」ということを伝えていましたが、その先、各選択肢のメリットを頭に入れて伝える必要があることを感じました。
  • 高校生ではなく、浪人生の相談にのり、自分も浪人生だったことから、受験勉強のアドバイスだけではなく、浪人生ならではの不安を解消することができたのではと思います。1対1で話ができたため、こちらから質問せずとも、どんどん質問が出てきて、今年度の体制は非常に良かったと思います。しかし、人気ブースが近くに位置していたため、混雑してしまった。また、高校生・浪人生の中では学部間の違い(授業内容や就職先など)について、いまいちわからない、という意見があり、もっと自分自身の学部だけではなく、異なる学部のことも知っておくべきだと思いました。相談会という形であったため、いかに自分の専門分野の知識をまだもたない方に、自分の専門分野を理解していただくか、どう伝えたらうまく伝わるかという会話力が身についたと思います。
  • 今年は担当SAも多かったため高校生と1対1で話すことができました。おかげで、1人との時間をたくさんとれ、高校生や保護者の皆様との距離も近くなり、それぞれが持つ悩みや疑問を引き出しやすかったと思います。また、オープンキャンパスで輝く高校生と触れることは、私自身の初心を思い出すよい機会でもありました。

女子高校生、及び保護者の方々 約90名、サイエンス・エンジェル 44名、推進室員 5名
合計 約140名